二人日和/逆襲の
ライナーノート的なお話
水上恵里さん(Sapgreen)
ウェディングソングのご依頼でした。
Flood Lyricsファンのお二人がご結婚されること、その披露宴で旦那様から奥様へのサプライズプレゼントとして演奏することを伺いました。
プロデューサーの三瓶さんは、愛情表現を多角的に捉えたものであればと広くテーマを提示してくださいましたが、お二人の記念すべき日に少しでもお力添えしたく、旦那様と直接お話をさせて頂きました。
これにより、馴れ初めから現在に至るまでのことや、旦那様の素敵なお言葉「夫婦は二人で一つ」「結婚は楽しい時間を共有できる」など多くのヒントを得ることができ、
後はプロデューサー、メンバー、Flood Lyricsのお客様に喜んでいただけるよう、今後もアイドルソングとして歌えるよう、思案するのみでした。
アレンジャーの蓮尾さんから頂いたデモ音源は春夏秋冬のような抑揚、景色が感じられ、出来上がりをご覧になった三瓶さんは「二人日和」とピッタリなタイトルをつけてくださいました。
こうして皆様から頂いたもので書き上げた詞です。
なんと個人的な題材かとガッカリされましたでしょうか?
しかし私はこうして個に向けて限定的に描くことが、より多くの共感を呼ぶものと信じているのです。
「二人日和」を人生のどこかで、皆様の物語として楽しんでいただけますと幸いです。
蓮尾理之さん(siraph)
4thシングル「二人日和 / 逆襲」リリースおめでとうございます。
カラーがはっきりあるアーティストへのアレンジをするのはとてもプレッシャーなのですが、今回は明確すぎるコンセプトがあったおかげで迷うことなく進めることが出来ました。
"等身大"がイメージの彼女たちが少し年上の誰かの気持ちに立って歌った時、それがまた新しい広がりを見せることが出来るよう丁寧に作ったので沢山の方に聴いていただけたらと思います。
Flood Lyrics プロデューサー 三瓶
1.二人日和について
初めてミックス音源を聞いた後に思った事は、「究極の優しさ」でした。
元々はとある方達の大事な日に歌うために作られました。
作詞の水上さんとの打ち合わせも、物凄く刺激的でした。
歌詞を書いてもらうにあたり、この曲の主人公であるお二人のお話を聞いたうえで形になっているので、大事なパートナーを想い聞いてほしいと思っています。
もう1つのテーマとして、Flood Lyricsがコロナ禍で沢山の方の協力や理解のうえで活動でき、その中で頂いた優しい気持ちを、フラリリからも送らせてほしい!という想いもあります。
歌詞にある「君がいて僕が巡るんだ」は、フラリリの目の前にいる皆さんや、SNSで応援してくれる皆さんの事を示しています!
2.逆襲について
この曲は、サビだけ原型がありました。
僕が関東に居た時に活動していたバンドのサビのコードを、ほぼそのまま使い、Zomの歌とギターで録った雑なデータを、曲のアレンジやギターをしていただいた吾郷さんに丸投げして完成した曲です。
元のタイトルは「シン・セカイ」でしたがコロナ禍で、数々のチャンスがなくなった事を、根に持つスタンスで考えた時に、コロナの思い通りになってたまるか!という意味でタイトルを「逆襲」に変えました。
作詞は、松江の高橋周作君にお願いしました。
歌詞の要望を伝える時には、とてつもなく酷い要望をしていまして、「ひがみ、ねたみ、欲望、全部を吐き出す感じで」や「他人の幸せに文句を言う感じで」という内容を要望として伝えました。
出来上がった歌詞が、すごく好きで
「涙で震える声を ファズ踏んで掻き消す夜も」
この部分がお気に入りです。
サビ部分をいつかライブでみんなで歌えたら!と思っています。